2022年10月15日(土曜)10時~12時 第10回 JHEO学習会を実施いたしました。当日の学習会にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
※参加者の皆様にはアンケートをお願いしております。アンケートの回答はこちらからお願いいたします。
学習会の資料
本学習会の資料は参加者のみに公開いたします。資料はメールにてご案内いたします。
※資料の転載・複製などは固く禁じております。ご本人様のみ自己学習としてご活用ください。
第10回 学習会の主な内容
学校におけるがん教育の目標は「がんについての正しい理解」(知識・認識形成)と「命の大切さ(生活の質、共生を含む)」(情意形成)であり、平成29年度からの全国展開を目指しています。その成果を上げるには、わかりやすい教材等の開発とその活用方法等が示された指導参考資料を作成することが重要とされています。特に、QOLの向上・生きがいが求められるこれからの社会においては、「命の大切さ」を育む情意形成は一層重要視され、これまでのがんの患者・経験者の講話などに留まらない汎用的学祭的知見を活用した教材開発が求められています。この点において、鳥居らのがん患者及びその家族の心の変化の実例をもとに、ストレスコーピングスキルなどのライフスキルやラザラスのトランスアクションモデル(1984)などを取り入れ、それらを駆使して適切に対処できるストレスマネジメントスキルを身につけるためのワークシートを検証的に開発し続けている実績は示唆に富んでおり注目に値します。
このワークシートを活用した演習では,参加者からは“ストレッサーを明確にしないと一次評価以降のプロセスが定まらない”などの貴重な意見が出され,今後の教材(ワークシート)開発にとって大変有意義でした。
日時:10月15日(土) 10:00−12:00
場所:オンラインzoom
テーマ:QOL向上を目指したがん教育の展開法
-ストレスコーピングスキル形成のためのワークシート開発の視点から-
講 師:鳥居 哲夫(日本ウェルネススポーツ大学)
要 旨:国立がん研究センターの統計(2022年度)によると,日本人が一生のうちがんと診断される確率は男女とも2人に1人,がんで死亡する確率は男性4人に1人、女性6人に1人です。これだけがん患者が増えてくると「親ががんになる」という状況に直面する子どもが増大してきていますが,がん患者及びその家族等の間で生じるストレスに対処できないばかりでなく,共生,さらには生きがい(QOL)創出に至っていない動向にあります。そこで,がん患者とその家族の心の変化の実例をもとに,共生及びQOL向上に必要なスキルを形成するための教材ないし学習材(学習者用のためのワークシート)開発の一環として,ライフスキルの一領域であるストレスコーピングスキルに着目し,そのスキル形成のための学習者用ワークシート活用の演習を通して,臨床現場で効用的ワークシートの在り方について検討します。
学習会オンデマンド配信
参加できなかった皆様は、オンデマンド配信がございますので、是非ご覧いただければと思います。
学習会オンデマンド受講の申込 – NPO法人日本健康教育士養成機構 (jheo.org)
※学習会は有料講座につき、動画配信を有料となっておりますので予めご了承ください。
◆◇ーー◆◇ーー◆◇ーー◆◇ーー◆◇ーー◆◇ーー◆◇ーー◆◇ーー
NPO法人日本健康教育士養成機構
住所:〒107-0062 東京都港区南青山2丁目27番28号グラン青山1101
(株式会社 健康長寿研究所 内)
TEL:03-6206-0664(平日10時~17時)
お問合せはこちら:https://www.jheo.org/?page_id=13