2022年12月17日(土曜)10時~12時 第12回 JHEO学習会を実施いたしました。当日の学習会にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
※参加者の皆様にはアンケートをお願いしております。アンケートの回答はこちらからお願いいたします。
学習会の資料
本学習会の資料は参加者のみに公開いたします。資料はメールにてご案内いたします。
※資料の転載・複製などは固く禁じております。ご本人様のみ自己学習としてご活用ください。
第12回 学習会の主な内容
健康教育士の資質能力として、コロナ禍で再熱され始めた心の健康問題に対応できるライフスキル(心理的社会的技能)の習得が求められている。これまでの我々の調査において、学校現場で上位を占めた意志決定、ストレス対処、自己表現の各スキルを学習会で取り上げてきた。今回はそれらの基盤となる自己認識スキル(自分を深く省みて自分の感情や考えをよく知り調整できる技能)に視点をあてた。内容としては、ライフスキルのPlan-Do-Seeの基本的形成過程に基づいて構成した。Planでは「自己認識スキルを高める意義と理論的背景」を、Doでは「自己認識スキルの形成の仕方」について、構造分析・エゴグラム、自我の基本的な4つの構え、自己認識とセルフエスティームとの関連、自己認識の4構成要素(心理的、行動的、社会的、身体的自己)、ジョハリの4つの窓を、Seeでは自己認識スキル形成の評価について、ワークシートの分析、エゴグラムの分析、文章完成法、セルフエスティームの評価を学習した。特にエゴグラム、ジョハリの窓についてはワークシートを用いた演習を行った。参加者からは、ジョハリの窓のワークシートについて、①自分も他人も誰もわからない「暗黙の窓」をどのように活用したらよいかの質問があり、将来の夢や希望を探り実現するように支援したらよいと説明をした。また、②4つの窓の自己概念の4構成要素別にどんなことを質問すればよいのかの質問に対しては、文章完成法を活用して,その記述内容を4構成要素別に分けるとよいと説明した。自己認識形成の教材開発の意義、作成・活用・評価の仕方について、具体的に参加者の認識を深める良い機会となった。
日時:12月17日(土) 10:00−12:00
場所:オンラインzoom
テーマ:自己認識スキルの形成
講 師:山田 浩平(愛知教育大学)
要 旨:自己認識は自分を振り返る上で重要な能力である。2002・2003年の教育現場における生徒に身に付けて欲しいライフスキルについての大津らの先行研究では、対人関係及びコミュニケーションスキルに次いで、自己認識スキル(自分を深く省みて自分の感情や考えをよく知り調整できる技能)であった。そこで、健康教育士の資質能力の向上の一環として、第11回のアサーティブコミュニケーションスキル形成に引き続き、ライフスキルの一領域である自己認識スキル形成について,自己認識の構成要素を明確にし、教材(学習材)としては、カウンセリング等の領域で使用されている「ジョハリの窓」、交流分析におけるエゴグラムを使用することにし、講義と演習を通して、人々のQOLの向上(生きがいの創出)への一助としたい。
学習会オンデマンド配信
参加できなかった皆様は、オンデマンド配信がございますので、是非ご覧いただければと思います。
学習会オンデマンド受講の申込 – NPO法人日本健康教育士養成機構 (jheo.org)
※学習会は有料講座につき、動画配信を有料となっておりますので予めご了承ください。
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NPO法人日本健康教育士養成機構
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TEL:03-6206-0664(平日10時~17時)
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