令和5年度の定例学習会のスケジュールをホームページにてお知らせいたします。ご確認願います。
第9回学習会が近づいてまいりましたので、参加確認のご案内をさせて頂きます。
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第9回 JHEO学習会
テーマ: 生成AIと共に考える健康教育 -手で考える人間的な感性と生成AIの支援-
日時:2024年2月17日(土)10:00−12:00
場所:オンラインzoom
申込:https://www.jheo.org/?page_id=556
※見学希望の場合は、招待者名をご記入ください。
講 師:守山 正樹(NPOウェルビーイング附属研究所、福岡大学名誉教授,、日本健康教育士養成機構監事)
要 旨:健康教育士にとって大切なのは、時代や状況を見極め、よりよい健康とは何かを感じ考え、その時最良と考えられる方法を駆使して、周囲の人々や社会の健康を高め続けることです。健康教育の教科書としては、保険同人社の「健康教育(初版2003年)」があります。この本は健康教育を考える原点ですが、その後も社会は激動を続けています。この数年をみてもコロナ禍、地球環境劣化とサンパウロ宣言、新たな地震災害などがありました。高齢化と人口減少が加速し、認知症予備軍も増える中で、課題が山積しています。では、2003年初版の教科書に何を加えるべきでしょうか。現代に合わせて私たちの感性をさらに発展させるべく、2点を提案します。1点目が生成AIの活用、2点目が私たちの身体・手の活用です。
1)【生成AI】
2023年に急速に普及し始めた生成AIについては、画像生成AIを用いて感性を動かし、カタカナ語の深い意味を考えることを提案します。日本は特に明治期以来、多くの概念を欧米から輸入し、その際に、元のアルファベットの発音を日本語化して表記できるカタカナ語を使うことがありました。
2003年の教科書には既にアドボカシーを始めとして多くのカタカナ語が使われていましたが、その後さらに増えました。現在の健康教育を考えるのに必須のものだけでも、リテラシー、ナッジ、コンピテンシーなど多様です。増え続けるカタカナ語を、記号として意味を漠然と理解する(理解したつもりになる)だけでなく、一歩深く意味を感じ考える手がかりになるのではないか、と考え、AIが生成する画像を使う試みを始めました。
2)【人間の身体・手】
最後に強調したいのは、私たち人間が持つ身体の力「手で考える力」を健康教育に生かすことです。手を使い触覚的に考えることの基本は、一昨年の学習会で既に簡単に紹介しています。2024年の現在、生成AIが日常となる中で、改めてAIに頼りすぎず、自分の手を介して、感じ考えることの大切さに触れたいと思います。
準備するもの:メモ帳・筆記用具